~1日1生~ 免疫力の根源
”免疫力”とは、
テレビの健康番組や書店で頻繁に目にする言葉です。
免疫力を高めることで病気は回復し、免疫力を保つことが健康生活を続けるうえで必要であると、多くの人は思っています。
免疫力について考える場合、東洋的に体を全体としてみると、
健康的な体を維持するためにに必要なアイデアが浮かんで、
健康管理もシンプルになります。
免疫力の根源について考えてみましょう。
ミトコンドリア
代表的な免疫病である、アレルギー、アトピー性皮膚炎やぜんそく、糖尿病や関節性リウマチ炎などは、病院での診療料や治療法は異なりますが、それらの根本には免疫の働きが関連しています。
免疫力で病気を防ぐには、少しでもバイ菌やウイルスを体内に取り入れないことや、それらと闘う免疫細胞を正常に保つことが大切ですが、生命エネルギーを生産する大本であり、細胞呼吸をつかさどっているミトコンドリアの存在は重要です。
ミトコンドリアは、細胞の内に寄生している生き物ですが、
遠い昔に人類が海から出て陸上で生活できるようになったのは、ミトコンドリアが細胞内に侵入することに成功したためだといわれています。
ミトコンドリアは人体の約60兆の細胞ひとつひとつに寄生し、
酸素をエネルギーに変換するという大役を担っていますが、
肺から取り入れられた酸素や食べた栄養素は、血によって各細胞に運ばれ、ミトコンドリアによってエネルギーに変換されています。
ミトコンドリアが作り出しているエネルギーはATP(アデノシリン三リン酸)とよばれ、車に例えるとガソリンに相当し、生命の源でもあります。
ATPは筋肉の収縮や臓器の活動、頭で物を考えたり食べたものを消化吸収する、そして物質の合成分解など、幅広い範囲に必要なものです。
体温が36℃前後に保たれているのは、体内でATPが合成されたり分解される際に起こる発熱によるもので、体温はミトコンドリアの活動によって作り出されていることになります。
その幅広い働きから、ミトコンドリアは人体の発電所とも呼ばれ、健康な体をつくる最も根本にあるということがいえます。
”体温が上がると免疫力も上がる”ということは、
広く知られるようになっていますが、その背後には、ミトコンドリアの働きが関係しています。
体をつくる約60兆個の細胞には、それぞれに約数十~数千個のミトコンドリアが寄生しているといわれています。
その膨大な数に及ぶミトコンドリアの活性は体温と関係があり、36.8℃の時の免疫力を100%とすると、36.0℃で65%、35.5℃で20%となって、ミトコンドリアの働きが正常であるほど体温は高く、免疫力は上がります。
低体温の人は、ミトコンドリアの活性が足りなくて、免疫力も低いということがいえるようです。
体温はミトコンドリアのエネルギー代謝によってつくり出されていますが、その逆の関係も成り立っていて、ミトコンドリアは温度に反応して活性化される性質をもっています。
活動を休止していたミトコンドリアが温められて生き返ることをヒートショック・プロテインと呼んでいます。
入浴、半身浴、温熱療法などにより体の外から熱を加えることで、機能が停滞した細胞内のミトコンドリアを活性化することができます。
長い間続いていた腰や肩などのコリ、たまっていた疲労などが、温熱器などで時間をかけてケアを行うことで、すっきりとれてしまうことがあります。
これは、熱の作用で血行が良くなると共に、ヒートショック・プロテインによってミトコンドリアの働きが活性化され、エネルギーの発電が再開されるためと考えられます。
ミトコンドリアの働きを保つには~
ミトコンドリアの活性を保つには幾つかの条件が必要で、ミトコンドリアの働きを阻害しないで、必要な栄養素を供給し続けなければなりません。
ミトコンドリアの働きを阻害する要素に、外から侵入する細菌類があります。
それらの菌が血液中をめぐって細胞に入り込むと、細胞内でエネルギーをつくるミトコンドリアの栄養が横取りされ、ミトコンドリアの活動に影響がおよびます。
お腹周りを冷やす衣服や、冷たいものを多く飲むことで腸を冷やすと、腸内のパイエル板から大腸菌などの腸内細菌が血液中をめぐって、体中の細胞にまで到達するといわれています。
また、口呼吸を続けると、外からの細菌が体内に取り込まれやすくなるため注意が必要です。
人は進化の過程で、しゃべることによって口で呼吸する癖をもち、偏りがちな食生活、冷たいものの飲食、社会生活で受けるストレスというさまざまな問題を抱えるようになっています。
ミトコンドリアを元気に保ち、病気になりにくい生活習慣を得るには、鼻呼吸や、
食べ物からとる良質な栄養の確保、
腸を冷やさないであたためる、
入浴や温熱で体をあたためて癒すなど、
毎日のケアが大切です。
健康と幸せ
フリーコール 0120-934-399

