お風呂で冷えはとれない!?

冷えで悩んでおられた

松原英樹さん

 ㈲体質研究所 代表取締役

 桜ケ丘整体院 院長

のお話です

20代の前半はラドン温泉の施設に勤めていて、毎日温泉とサウナに入ってたっぷり汗をかいていました。

それでも寒くてしょうがない。

真夏でもジャンパーが必要でした。

夏って寒いんですよ。どこも冷房がきつくて。

体温が35℃あるかないかで、ある人からは死相が出ているとまで言われました。

朝鮮人参とかクコの実とかマムシとか、体温を上げるといわれている様々なものをきりがないほど試しましたが、どれも変化はありませんでした。

ところが居酒屋に行くと、頭から湯気が出ているようなおじさんが冬でもビールをグビグビ飲んでいるわけで・・・

彼らは朝鮮人参なんか飲んでいないんですよ。

どうも自分のやっていることはおかしいといろいろ調べた結果、

いまではお風呂にほとんど入りません。

 

結論を言うと、冷えて仕方がない人は、風呂にあまり入らないほうがよいということです。

冷え症の人ほど、お風呂が好きで、お風呂ばかり入っています。

体温の高い元気な子供は海やプールが好きです。

汗が出るのは、体温が上がりすぎないように

”熱を放出する”ためなのです。

汗をかくと体内の毒素が出て体に良い、という一面もありますが、冷え症の人には逆効果なのです。

 

体を動かさないから、体が冷えるわけです。

その冷えを取ろうと半身浴や長風呂で温まろうとする。

すると汗をかき、熱を放出して、体温を下げてしまうのです。

 

お風呂に入ると皮膚も荒れます。お湯でふやけたところに、

石けんやシャンプーなどといった界面活性剤を付けてこすると、

皮膚を守っている皮膚膜が剥がれ落ちます。

皮膚を守るバリアが薄くなるから、肌がカサカサになり、

ますます冷えやすくなります。

 

野外で労働されている方は、汚れがつくから毎日お風呂に入ったほうがいいと思いますが、室内でデスクワークしている方は汚れません。だから毎日風呂に入ることはないのです。

 

冷えで悩んでいる方は、お風呂の回数を減らしましょう。

体を洗うのは、石けんではなく塩水がおすすめです。

洗面器に”キパワーソルト”などの自然塩を海水くらいの濃度に溶かして、体に塗って、お湯で流すだけです。

石けんでは皮膚の表面の汚れしか取れませんが、

塩水は、皮膚の中をきれいにできます。

塩水につけると、毛穴に詰まっている悪い脂がでてきます。

この毛穴の汚れを取ると、皮脂の分泌が良くなって皮脂膜も厚くなります。

本当はお風呂に入るより海に入ったほうがいいんです。

 

では、お風呂に入らずに温めるにはどうしたらいいか?

運動すればいいんです。

 

運動したくないときは?

汗をかかない程度に、遠赤外線の暖房器などでぬくぬくと温めるのがいいです。

猫が日向ぼっこをしているような状態が理想的です。

 

    冷えの原因は糖質過剰

冷えというのは、自律神経と大きく関係しています。

なぜなら寒くても、体温を上げることができないわけですから、

その調整をしている自律神経がおかしいということです。

 

自律神経がおかしくなる原因の1つは、砂糖(糖質)です。

 

糖質に偏った食事をしていると、血糖値が急に上がって急に下がるということを繰り返し、自律神経がおかしくなるわけです。

また、糖質ばかりだと、代謝も下がってきます。

 

熱を生み出すのは基礎代謝です。

基礎代謝を上げるには、筋肉を増やすことです。

 

だからといって腕立て伏せをしても、大して筋肉は増えません。

鍛えるのは足がいいです。足腰の筋肉は大きいので、

足腰を鍛えたほうが筋肉量が増えます。

特に四股がおすすめです。

 

食事は糖質を減らして、たんぱく質を多く摂るようにすると、

温かい体になります。

糖質や脂肪は4~5%が熱に変化しますが、

たんぱく質は20%が熱に変わります。

 

たんぱく質の多い食事に変えて、足腰の筋肉を鍛えて増やすと、

冷えにくい、代謝のいい体になっていきます。

ぜひ実践してみてください。