こだわりを捨てよう ~ほどほど健康術~

”ほどほど”の反対は

何でしょう?

 

”無頓着” ”こだわり”

両極端ありますが、

健康管理でいえば

無頓着も良くないし、

何かにこだわり続けるのも

問題があります。

 

多くの人がこだわる”医学常識”は、単に理屈で考えただけ、

または動物実験だけで語られてきたものが多いのです。

 

たとえば野菜や果物には、発がんを抑える物質が豊富に含まれています。

魚をたくさん食べる人は心臓病などが明らかに少ない。

ならば、その有効成分だけをカプセルに詰めて服用すればもっと健康になれるはずと、誰もが考えた。

 

しかし事実は違っていました。

調べて分かったのは、自然の恵みは丸ごと食べることでしか人間の健康増進につながらない、という当たり前のことでした。

 

動物実験のデータは、どのくらい意味があるのでしょうか。

がんに関する情報の多くは動物実験で得られたものです。

100年ほど前、日本人がウサギの耳にコールタールを塗り続け、

世界で初めて人工的にがんを作ることに成功しました。

 

しかし、このように極端な状況は日常生活にありません。

生活習慣や食品、サプリメントなどの効果、安全性は、

大勢の人々を長い年月かけて観察することでしか確認できません。

それで分かったのも、ほどほどが大切という事実です。

 

病院の検査や治療にも同じ問題があります。

これまでの大規模調査データを総括すると、どんな医療にも

功罪両面あり、不利益のほうが上回る場合も少なくありません。

 

経済協力開発機構(OECD)のデータによると、人々が1年間に医師を訪れる回数は日本が群を抜いて多く13.6回。

欧米諸国の平均より2倍以上も多いのです。

その割に平均寿命の差はそれほど大きくない。

1人当りの年間医療費を国別にまとめた統計データをながめても、寿命と医療費は無関係であることが分かります。

 

健康はお金では買えない。

 

体調が悪いとすぐ病院に駆け込むのも、

”思いこみ””こだわり”の一つではないでしょうか。

自分の健康は自分で守るのが大原則。

現代医療は、よく考えて賢く利用しないと損をします。

 

健康管理のコツは、無頓着でも、こだわりでもなく、

正しい知識で、ほどほどに行動することです。