ぎっくり腰は中高年だけのものではありません

医学的には、急性腰痛症と呼ぶぎっくり腰。

腰を構成している腰椎・椎間板・靭帯・筋肉のいずれかに負担がかかり、断裂したり損傷したりした状態をいいます。

しかし、医者にかかっても、その炎症箇所を突き止めることはできません。レントゲンやMRIなどの検査機では映らないからです。

 

おなか側にある椎間板の線維輪がピリッと裂けると、前にかがめなくなり、反対に、背中側にある椎間関節を傷めると、後ろに反らせない、といわれています。

 

日頃の何気ない姿勢も腰に負担をかけますので、注意が必要です。例えば、

○いすの背に腰を当て姿勢よく座る。

○荷物を持ち上げるときは、ひざを曲げて腰を下ろす。

○掃除機をかけるときは、腰を曲げずに済むように、

 ホースの長さを調節する。

 

注意をしていてもぎっくり腰は防げません。

せきやくしゃみで起こす人もいますし、

最近は「音なしのぎっくり腰」が多いそうです。

グキッという衝撃を感じないままぎっくり腰になり、痛みがひどくなって気付くため、「何となくおかしい」と思いつつ就寝し、翌朝動けないというケースもあります。

 

予防策はないのでしょうか

”しっぱなし”はいけません。

座りっぱなし、歩きっぱなし、寝っぱなしもです。

同じ態勢を続けると筋肉が疲労しきり、伸筋と屈筋のバランスが崩れ、ピリッとくる。

体のどこかに”たまり”をつくってはいけません。

ふらふら動いて体をリラックスさせておくことが重要です。

 

でも、ぎっくり腰になってしまったら・・・

 

○冷やして炎症を抑えること

 保冷剤または氷をビニールに入れてタオルでくるみ、

 患部に当てる~湿布は氷より表面の冷却効果が小さく、

 逆に皮膚温を上げることもあるので、氷で冷やすこと。

 

○痛みが消えるまで、安静第一

 ただし、寝込むのではなく、1~2日は様子を見ながら、

 3~4日目からは普通に動くこと。

 

○無理のない程度にストレッチをする

 腰をゆっくり反らすマッケンジー体操を行えば、

 椎間板内の髄核のずれが適正な位置に整復されるため、

 痛みが改善するといわれています。

 

○コルセットは3週間まで

 痛みがあるときに、腰椎を支えるコルセットを使いますが、

 使用は3週間を限度に、常用すると腹筋が落ちてしまいます

 

ぎっくり腰で整形外科に駆け込んでも、薬や注射で痛みを

和らげる対症療法がほとんどです。

結局はアイシングで炎症を抑え、痛みが消えるのを待つしかないのです。ただし、

・安静にしていても痛みが強くなる

・直近に大けがをしている

・胸部痛が伴う

などの場合は重篤な病気が隠れていることがありますので、

適切な受診を心がけましょう。

 

 

 


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