元気になれば病気は治る

 

”元気の力を暮らしに生かす”

 

 

この宇宙、自然を作り上げた力はいったいどういう力だったのかについて、科学的には未だに明確に解明されておらず、謎につつまれています。

 

しかし東洋では、古来そのような宇宙根源の力を”元気”

表現していたのだと思います。

 

誰でも、生きとし生きるすべてのものに”宇宙根源の力”が与えられていて、そのような根源の力を、昔の人にならって”元気の力”と呼んでいるのです。

 

もう少し科学的な言い方をすれば、人間をはじめすべての生物は、病気になっても元の健康な状態に戻そうとする力、

すなわち”自然治癒力”が働いて、病気から解放されるというのが定説になっています。

 

しかし病気を治すのは医師でも薬でもなく、本人に生まれつき備わっている自然治癒力であると考えている人は、まだまだ少数派なのかもしれません。

 

いざ病気になると、多くの人は”自然治癒力”が働いているのだから、そのうち治るに違いないという風には、なかなか思えず、軽い病気でもついつい病院に駆け込むというのが実態だと思います。

 

そのような時、病気になった人の脳裏に浮かぶのは「お医者さんに何とかこの病気を治してもらおう」ということだと思います。

しかしながら、その思いに反してなかなか元の健康な状態に戻ることができなくて、慢性病化して、これが国民医療費の増大につながっているのです。

 

”思いが実現する”というのが、人間に与えられている最大の恩恵なのですから、”病気を治したい”という思いが実現してもよさそうなものなのですが・・・

 

お医者さんにしても患者にしても、病気を治したくないと思っているわけでもないのに、”病気を治す”という思いが、なかなか実現しないのは一体どうしてなのでしょうか?

 

  イメージの働き

どのうようにして思いが実現するのかという、そのメカニズムは脳の働きにあるということが明らかになっています。

 

すなわち心に浮かんだ目標を、ありありとしっかりイメージできれば、それは必ず実現するというのが定説になっています。

 

スポーツの世界では、「こんな記録が出したい」という自分のイメージを明確に描いて練習するのと、ただやみくもに練習を繰り返すのとでは結果が大違いというのが常識になっているようです。

 

かつてアメリカの選手が、オリンピックで好記録を連発した秘密は、イメージトレーニングにあったと言われていました。

 

目標を立てるとき、なりたい自分の姿をありありと脳裏に焼きついているかのごとくイメージすることが大切だといわれています。

目標を達成した時の喜びに満ちた状態、周囲の人々の明るい表情などがいきいきとイメージできているかどうかが、大きなカギを握っているようなのです。

 

ところで、”病気を治す”という状態を脳にインプットするとなると、脳はどのように対処するのでしょうか?

”治す”という動詞はイメージすることができないので”病気”という暗い状態がイメージされることになり、”心”は困ってしまうのではないでしょうか?

 

さらに”病気”という言葉からは”不安”というマイナスのエネルギーを伴う感情が湧きあがってきます。

 

このように”病気を治して健康になる”という文脈からは良いイメージは湧いてこないといえます。

 

すなわち目標を達成したときの状態が、ありありと視覚的に描写されているのが理想なのですから、イキイキしながら元気に活躍している姿をイメージすればよいということになります。

 

   ”思いの力” と ”元気の力”

”元気の力”というのは、”自然治癒力”という言葉で表現しましたが、”自然治癒力”というと、人体をはじめ生物だけに備わった力というような印象があります。

 

そうではなく、この大宇宙には、道端に転がっている石ころから名もない雑草に至るまで、この世に存在するすべてのものの秩序を形成している根源的な力があり、その力を”元気の力”と呼んでいるのです。

したがって、”元気の力”が土地に働けば、その土地はイヤシロチになり、住む人は健康で繁盛することになりますし、野菜などのよく育つ肥沃な土地になるわけです。

 

”元気の力”が食品や化粧品などの物質に働けば、その物質は、接する人に心地よい、活力のある物質になります。

 

ところで、この世の存在するものには一つとして同じものはなく、しかもそれぞれに個性があって、独自の秩序が保たれているということは、考えてみれば実に不思議なことと言わなければなりません。

人間にもそのような秩序形成能力が与えられているのです。

 

そのようなわけで、人が病気になれば”元気の力”という宇宙から与えられた”元気になるための根源の力”が働くはずなのですが、その働きの度合いはその人の思いによるようなのです。

 

たとえば”病気”で悩んでいる人が”健康になる”という目標を未来に置いたのであれば、その人は”病気”という現在の状態を離れる必要があります。

 

”健康”になりたいと思いながら、いつも病気のことが気になっているとしたら、”病気”という現在地にしがみついているということになります。

 

”健康という目標”に向かって”病気という現在地”を離れることが大切なことであるにもかかわらず、”元気の力”に抵抗していることになりますから、その分だけ健康を回復するのに時間がかかってしまい、慢性病になってしまうというわけです。

 

さらに、”健康になる”という言葉は、そうありたいという未来の状態を指していて、”いま健康である”という状態を否定していることになりますから注意が必要ですね。

 

誰もが”病気を治したい、健康になりたい”と思って病気治療にあたっているにもかかわらず、病気がどんどん氾濫しているという背景には、このように脳を不自然に使っているということもあるように思うのです。

 

生野菜をすりつぶした青汁だけの食事で元気に暮らしている人がおられる一方で、生野菜は細菌やウイルスの巣窟なので、食べないほうがよいという研究もあります。

 

どちらも事実ですが、正反対の結果が生まれているのは、

人の思いがいかに大きな力をもっているかを表しています。

”心”をうまく使って、元気な毎日を過ごしたいものです。