冬の熱い風呂に注意!

寒くなると暖かいお風呂に入りたくなるものです。

しかし、冬は疲れを癒すはずの入浴で亡くなったり意識を失って救急車で運ばれたりする人が多い。日本人のお風呂の入り方は血圧が激しく上下しやすく心臓に負担がかかるからです。浴室を暖めてからぬるま湯につかるなど、長湯を避ける工夫を心がけましょう。

 

 寒い脱衣所で服を脱ぎ、震えながら湯をかぶり熱い湯船にザブン。こうした入り方は危険なパターンです。

心筋梗塞や脳卒中を招く恐れがあるためです。「熱い湯につかるのが日本の文化」といわれますが、身体への負担を考えると冬場は避けた方がいいでしょう。

 

寝そべって湯につかる欧米の浅い浴槽と違って、日本の場合は深い湯船に首までつかるため血圧が上がりやすいです。

また、温度が摂氏42℃以上の熱めのお風呂を好む人は血栓ができやすくなるためリスクが高いといいます。これくらい熱いと交感神経が刺激され興奮状態になり、リラックスする効果も得にくいです。38~40℃が適温だと言われています。

 

みぞおちまでつかる半身浴であれば20分ほど、全身浴であれば10分ほどがおすすめです。事前に水分を補給することも心がけましょう。

 

冬場の入浴時にできる工夫をまとめてみますと

・浴室と脱衣所を22℃以上に暖める

・38~40℃程度の湯にゆっくりつかる

・入浴前に手おけで体に湯をかける

・高齢者の入浴ではときどき声をかける

・風呂あがりに水分をとるなど60分程度の休息をとる

 

以上のようなことを実践して、体に負担をかけず快適にお風呂を楽しみましょう。

 

 

                  2012年11月日本経済新聞より