粒子線治療とは

 がんの治療に利用される放射線は光子線と粒子線に分類でき

 る。

 

光子線・・・エックス線、ガンマ線のこと。

      体にあてると体の表面近くで強く、奥へ向かう向

      かうほど弱くなる。

      体の奥深くにあるがんの治療には難しく、放射線

      の通り道にある正常な細胞も傷つけてしまう。

 

 

粒子線・・・水素の原子核である「陽子」や炭素原子の電子を

      はぎ取った「炭素イオン(重粒子)」を加速器で高

      速近くまで加速したもの。体内の特定の深さで大

      きなエネルギーを放出するため、正常細胞への損

      傷を少なくしながらがんを治療できる。

 

 

放射線の仲間である粒子線を患部にあてて、がん細胞を死滅さ

せる「粒子線治療」。従来の放射線より副作用が少なく、治療

回数も減らせるなどの利点があり、治療を受けられる

 

粒子線治療の流れ

・コンピューター断層撮影装置(CT)で、がんや周辺臓器の位地を調べ、重粒子線を照射する向きや強さを決める。

 

・照射時には装置の中に横たわってもらい、体を固定する。

 

・1回にかかる時間は約30分。照射回数はがんの部位によっては1回で済むが、通常は数週間ほどかかる。

 

 

どんな種類のがんに有効なのか?

 「(切除が難しい)骨盤や脊椎骨などにできた骨・軟部の肉種に、最も効果が期待できる」

 治療実績は5000例以上あり、対象は前立線や肺・肝臓がんなどさまざまな部位に広がっている。対象外は、照射の狙いをさだめにくい胃や大腸などの消化管のがんや乳がん、喉頭がんなど。

 移転が広がっている場合や、過去に別の放射線治療を受けたことがある場合も原則、受けることはできない。

粒子線治療の課題

 課題はなんといっても治療費。先進医療の対象部分(照射費用)だけで314万円で自己負担になる。先進医療補償を備えた民間医療保険も充実してきているが、やはり高額である。

 副作用も、たとえば、肺がんの治療で肺炎になることがある。前立腺がん治療でも、直腸や尿道などに重粒子線が当たって一時的な出血が起こることがある。

 


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