楽な生活で免疫力低下

体温計

山岳事故や災害時に生死を分ける要因のひとつに体温がある。風が直接身体に当たると、熱だけでなく体力を奪い危険な状況をつくる。こんな緊急時だけでなく、最近は平熱の低い人が女性だけでなく男性、しかも若い人にまで増えている。平熱は36.5度から36.9度だったが、最近は35度前半の人が増えた。

 

私たちは、電化による住環境や交通手段の進歩の結果、楽に生きることができるようになり、基礎代謝は低下、仕事量も減少して、多くのエネルギーを使わなくなった。

 

さらに、朝食抜きや夕食のドカ食い、過度のダイエット、体温を下げる野菜や果実のとりすぎ、入浴なしのシャワーだけの生活、体を締め付ける下着や洋服、運動不足による新陳代謝の低下、過度のストレスや自律神経の乱れ、便秘などが、体温を低下させている。

 

平熱が低いということは、血行が悪い、免疫力が低い、アレルギーが出やすい、生活習慣病やがんにかかりやすい、太りやすいといった様々な弊害の要因となる。ちなみに、体温が1度上がると免疫力は約5倍以上上がり、生命を維持するのに必要な酵素の活動が活発化し、感染症など病気を防御する。

 

 

ウォーキング

低体温と冷え性は異なる。冷え性は手足の末梢血管が収縮し、熱を逃がさないようにするが、低体温はそもそも体内に熱エネルギーがつくれない状況だ。

 

低体温を防ぐには、

 

① 体温を上げる食材の食事を心がける。

   ショウガ、ニンニク、ミョウガ、山芋、

   ネギやカボチャなどを朝食から食べるようにする

② 栄養バランスに一層気をつける。

   糖質や脂質過剰に気をつけて、ミネラルを摂取する

③ 低体温では、糖質からのエネルギー生産が進まない。

  エネルギー効率を高めるためにビタミンB1、B2、

  鉄や亜鉛、セレンなどのミネラルを十分に摂取する

さらに、 

 体温の7割は筋肉でつくられているので、筋トレに

  よって筋肉を増強する

⑤ ストレスや不規則な生活は自律神経失調の起因。メリ

  ハリの利いた生活、ちょっとした時間にもウォーキン

  グなどの運動をする

 

といった対応が有効だろう。

平熱が高い人には、エネルギーと力強さ、生き抜く力を感じる。