晩年の男性の悲劇

会社勤めから引退して打撃を受けるのは、男性・女性のどちらでしょう。もちろん、男性です。なぜなら、男性は仕事や業績を拠り所としているからです。

 

自分がいなくても会社が何事もなく機能しているのを見たら、愕然としませんか。ただ、会社に重点を置いていた人は、仕事はもちろん、それに付随して部下・仲間もいなくなるのです。
 さびしくなって、アルコールに走ったり、うつになったり、最悪は自殺をして精神的弱さを露呈します。


 ストレスの多い仕事をしていた男性ほど、引退後何もしないでいると早死にしやすいそうです。
何もしなくなった男性の平均寿命は残り5年、これが企業の重役・医者だと、2年と5カ月という統計もあります。東大医学部卒などは最も短命だそうです。


 過去の栄光にこだわるのも男性です。町内で老人男性同士が会合すると、席次に異様にこだわったり、「昔、勲章をもらった」という話をしたがります。「懐古趣味」も男性の特徴です。

                      小林正観