言葉は現象化する

 同じ言葉をまた言いたくなるように現象がセットされる

 

「言葉は現象化する」という宇宙の大法則も伝えておかなければなりません。「言葉が現象化する」というと多くの場合、誤解されている部分があるようです。「こうなりたい。ああなりたいと口にだしていうと、それが実現する」という誤解です。
小林正観が掌握した「言葉は現象化する」という宇宙の法則はどうもそうではないようなのです。


「言葉が現象化する」というのは、たとえば、「県で売上ナンバーワンになりたい」と思った場合、それを年間100回口にしたとすると、来年も年間100回その言葉を言っているように現象が実現化するということのようです。つまり県でナンバーワンになかなかなれない、ということを意味しています。


神社仏閣に行って、良縁祈願というものをお願いしたとします。「いい人と出会わせてください。いい人と結婚したいのです。素敵な人と出会わせてください」と100回お願いをしたとします。そうすると、その言葉をまた言いたくなるように現象化します。つまり、いい人や素敵な人にがなかなか出会わないという現象が起きるのです。そのように。神や仏、守護霊さん、精霊さんは現象を設定してくださるようです。
同じように「商売繁盛をお願いします」と千回言ったとします。千回それを言ったことによって、また同じ言葉を千回言いたくなるように現象がセットされます。つまり「商売繁盛しているな。よく繁盛するようになったな」と言えるようにならないと言うことです。


小林正観が掌握した「言葉が現象化する」というのはそういう意味です。「言ったこととおりの言葉をまた言いたくなるように、言った数と同じだけまた言いたくなるように、宇宙では現象化が始まる」というものです。


聖書の中にこんな言葉があります。
「はじめに言葉ありき。言葉は神とともにあり。言葉は神なりき」

 

「言葉は現象化する」という宇宙の大法則を述べたもののような気がします。それも、その言葉を言ったらその言葉が実現する、というものではないと思います。
「言葉が現象化する」というのは「その言葉をまた言いたくなるように現象がセットされる」というふうに、私の認識の中ではとらえました。これは神社仏閣に行ってお願いごとをする、そういうことを要求することが、ほとんど意味をなしていないということにもつながっています。


では、「言葉が現象化する」つまり「そのいった言葉をまた言いたくなるように現象がセットされる」のであれば最も効率の良い言葉は何でしょう。
たとえば「うれしい」という言葉を1年で千回言ったとします。そうするとその「うれしい」という言葉をまた千回言いたくなるように、来年は現象がセットされます。「楽しい」という言葉を二千回いったとします。その「楽しい」という言葉をまた二千回言いたくなるように現象がセットされます。
「幸せ」という言葉を年間三千回言ったとします。その「幸せ」という言葉を年間三千回言いたくなるように現象がセットされます。
一番効率の良い言葉は「ありがとう」「ありがとうございます」です。「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉を年間1万回言ったとします。そうすると来年「ありがとう」「ありがとうございます」という言葉をまた一万回言いたくなるような現象がセットされ、次々に降ってくるのです。


しかし何か狙いを定めて「これを実現するぞ」と言った時には、それを要求していることにほかなりません。したがってその要求ごとを相変わらず来年も要求することになります。つまり実現しません。
「うれしい」「楽しい」「幸せ」そして「ありがとう」という言葉を、何千回、何万回と宇宙に向かって言ったとすると、その言葉を同じ数だけ言いたくなるように現象がセットされます。そして「うれしい」「楽しい」「幸せ」「ありがとう」と言いたくなるような現象が降ってくるのですが、それがどんなことであるのかはわかりません。だから楽しいのです。おもしろいのです。

                      

小林正観